じりじりと綴らない日記(Primitive Version)

風の赴くまま、自分の赴くままにダラダラと"何かを"書き綴る駄日記
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なんとなく「洞爺丸事故」の通信内容を上げてみたりするテスト。
(以下長文につき注意)


事故詳細等はこちらこちらが詳しい。
通信内容はこちらから引用。

赤太斜字は罹災船
記録内の青字は洞爺丸から、洞爺丸に対する交信。太赤字は罹災船最後の通信。

昭和29年9月26日17時~27日7時

JNI =函館海上保安部海岸局
ハコ=国鉄函館海岸局(JRG)
アワ=有川桟橋
トウマ=洞爺丸
タセマ=大雪丸
ロセマ=第6青函丸
ハセマ=第8青函丸
トイセマ=第11青函丸
トニセマ=第12青函丸
イシマ=石狩丸
キミマ=北見丸
トカマ=十勝丸
オシマ=渡島丸
ヒタマ=日高丸
JKJC=第6真盛丸
おくしり=巡視船おくしり

***以下電文内容***
17時10分(以下1710のように表記)ハコ→イシマ
 大雪丸は1720頃沖出する
1728 アワ→ヒタマ
 着岸の件
1728 ハコ→イシマ
 タナ432=天候見合停泊船位置(ロセマ、トイセマ、キミマ、トウマ、ヒタマ)
 (※タナ=電報番号)
1730 アワ→ヒタマ
 着岸の件
1730 ハコ→イシマ
 貴船は2岸に着岸客貨陸揚げの上1900沖出予定
1733 ハコ→イシマ
 タナ434=そのまま2岸に着岸されたしS10米C 1900沖出予定
1735 ハコ→トニセマ
 タナ432送受
1738 ハコ→トイセマ
 タナ432送受
1740 ハコ→ヒタマ
 着岸の件
1749 イシマ→ハコ
 ハイツ1745 チミコ1825
 (※ハイツ=抜錨、チミコ=着予定時刻)
1754 アワ→トカマ
 各船位置の件
1802 ハコ→ロセマ
 タナ432送受
1805 ハコ→トニセマ
 タナ435=函館北口青灯竿1750消灯せり
1808 ハコ→トニセマ
 ヘ30便就航について着岸予定知らせ
1810 ハコ→トイセマ
 タナ435送受
1811 ハコ→イシマ
 タナ435送受
1812 トニセマ→ハコ
 イタリー船が本船の錨の上にある模様、本船揚錨不能の状態
1814 ハコ→イシマ
 テコナS15~18米突風時々20~25米
 (※テコナ=港内模様)
1822 トニセマ←→ハコ
 イタリー船走錨しつつあり各船に連絡方ヨロ
 貴船30便未決定、決定次第知らす
1823 ハコ←→アワ
 テコナ知らせ
 SSW20~25米突風32米
1836 ハコ→タセマ
 タナ435 タナ432
1851 ヒタマ→アワ
 ランチ派遣の件
1859 ハコ→ハセマ
 タナ435送受
1900 トウマ→ハコ
 オクレ4便トウマ1839発
1900 ロセマ→アワ
 イタリー船走錨、ブイひけて本船に接触のおそれあり善処タム
1900 ハコ
 タナ437 CP
 (※CP=連絡船各局呼出)
1901 ハコ→トウマ
 CALLするもNO ANS
1902 タセマ→ハコ
 港内輻輳のため港外に転錨予定
1905 ハコ→トウマ
 タナ435
1907 キミマ→タセマ
 貴船の動向知らせ
1909 タセマ→キミマ
 本船港内輻輳のため港外転錨予定
1910 アワ←→ヒタマ
 ランチ派遣の件
1913 トカマ→ハコ
 1850投錨カツ灯台より62度3.3マイルに投錨す
 (※カツ灯台=葛登支灯台)
1915 アワ←→タセマ
 ランチ派遣の件
1918 アワ←→ヒタマ
 ランチ派遣の件
1919 トウマ→アワ
 1901灯台より300度8.5ケーブルに投錨した
1923 ハコ→トカマ
 タナ20=石炭要求
1925 ヒタマ→アワ
 イタリア船走錨接近するランチ頼む
1928 ロセマ→アワ
 イタリア船走錨接近するランチ頼む
1929 ロセマ←→アワ
 ランチはどうしたか
 ランチは函側から向けるよう手配中
1930 ハコ
 タナ438=53便トカマ、オクレ4便トウマ、テケミ投錨位置の件(CP)
 (※テケミ=天候見合わせ)
1932 トニセマ←→アワ
 イタリア船の件
1935 ハコ→ハセマ
 タナ438送受
1937 ハコ←→トイセマ
 QRX(※QRX=後刻呼出)
1938 アワ→ロセマ
1939 アワ→ヒタマ
 強風浪のためランチ派遣できずヨロ
1941 ハコ→ヒタマ
 タナ438送受
1942 ハコ→トウマ
 タナ438送受
1943 キミマ→タセマ
 貴船の模様知らせ
1943 ハコ→キミマ
 タナ438送受
1944 タセマ→キミマ
 NO ANS(タセマ通信長ブリジに切り替えたが応答せず)
1944 ハコ→ロセマ
 QSW(※QSW=変波)
1948 ハコ→ロセマ
 タナ438送受
1949 ハセマ→ハコ
 1910S防波堤灯台より50度1100米投錨テケミ
1949 ハコ←→トイセマ
 トイセマ応答途中にて感度なし
1953 ハコ→トカマ
1955 ハコ→タセマ
 53便トカマ葛登支灯台より真方位62度3.3マイルに投錨テケミ、
 オクレ4便トウマ1901函防波堤灯台より300度8.5ケーブルに投錨、テケミ念(タナ438)
1956 ハコ→トイセマ
 タナ438 QSL? 停電につきアトで受ける
 (※QSL=受信証)

1958 ハコ→タセマ
 タナ438送受
2001 LST546
 SOS LST546号 函葛登支北方30度1.5マイル強風のため危険
2006 JNI←→LST546
 NEHE de JNI RRR SOS 遭難状況の詳細知らせ
 午後620函館港外発塩釜向けたところ風波強く船体危険なり乗組45名
 アメリカ兵トラック積みあり近くに座州したく思っています
2010 JNI→LST546
 それではいまから遭難通信を再放送するから
2010 JNI
 CQCQCQ de JNI QRT SOS CQCQCQ de JNI
 LST546号(NEHE)報 26 2003JST 函館カットシ沖北方30度1.5マイルにて
 強風のため危険にひんす付近航行船舶応答あれ 函館保安
 (※QRT=送信停止)
2013 キミマ←→ハコ
 QRU? QRU(※QRU=通報なし)
2013 トウマ→JNI
 JNI de JBEA SOS R こちらも函館港外で強風のため自由を失い難航中
 (※JBEA=洞爺丸、R=了解)

2014 イシマ→ハコ
 ランチ1たのむ
2015 JNI←→トウマ
 SOS JBEA de JNI それでは貴船は救助に行けぬか、今聞きますから
2018 トウマ←→JNI
 本船も事故おきたようだ、注意たのむ R 事故の模様?
2019 ハコ→イシマ
 ランチ出れぬ
2019 トウマ←→タセマ
 本船の前方を今港外に出るのは貴船ですか
 そうです

2020 トウマ←→タセマ
 本船は今非常に難航している注意望む
 本船も同じように難航している
 お互いに頑張りましょう

2022 ハコ→トウマ
 AS(※AS=待て)
2022 JNI
 LST546の遭難通報再放送
2026 トカマ→JNI
 JNI de JGUD R 本船函館港外にて台風避難しているが動くことができないから
2027 ハコ→トウマ
 貴船模様知らせ
2028 JNI→LST546
 JNI de NEHE -QRN-(通報送り来るもQRNのため不明)
 (※QRN=空電あり)
2031 LST546←→JNI
 カットシの砂浜に今全速力でのしあげつつあり人命は大丈夫らしいからSOSを打ち切るK
 R QSL では2034でQUMにしましょうか R
 OK あと500KCだけでワッチたのむ
 R では打ち切り後の通信はこちらは472KCですが そちら?
 こちら480 R それでは解除を放送します
 (※QUM=遭難終了)
2035 JNI
 SOS CQCQCQ de JNI LST546号(NEHE)2034 QUM
 カットシの砂浜に全力でのしあげつつあり人命に異常なき模様につき遭難通信を解除します 函館保安
2036 ハコ→トカマ
 貴船の模様知らせ NO ANS
2037 ハコ→トカマ
 貴船の模様知らせ NO ANS
2040 ハコ→トカマ
 NO ANS
2042 タセマ→トカマ
 NO ANS
2047 ハコ→トカマ
 貴船模様知らせ
2048 ヒタマ←→タセマ
 情報交換(本船エンジン使用中)
2055 トニセマ→ハコ
 2050現在本船港内にて機関使用走錨中
2055 トウマ→ハコ
 業務報2通、本船も今のところ異常なきも厳重ワッチたのむ
2058 トニセマ←→ヒタマ
 イタリー船について連絡
2059 トカマ→ハコ
 2042現在カットシ灯台よりN62度E4.2マイル SW30~35米
 突風40米動揺右40左28 半速前進中
2102 タセマ→ハコ
 2100現在カットシ灯台より40度2.8マイルの地点にてチチウ中
2111 ハコ←→イシマ
 無線電話にかかれ 停電不能
2122 イシマ→ハコ
 2025 16番錨地に投錨全員配置につき厳戒中さん橋にても本船監視たのむ
 (タナ21)
 1201便チゴ2岸に係留中2015頃強風のため(40米以上)係船索切断係留不能におちいり
 小蒸気3隻にて風下より押し付けたるも自然離岸航行不能且つ係船も不能、よって16番錨地に
 走錨泊、全員配置厳戒中
 現在2045異常なし突風40米以上(タナ22)
2125 ハコ←→トウマ
 エンジンダイナモ止まりつつあり突風55米こちら非常配置でワッチ中貴船も頑張れ OK
2131 ハコ→トウマ
 発電機・エンジン模様知らせ
2137 トウマ→ハコ
 左舷発電機コセ、左舷エンジン不良、ビルジ引き困難
 (※コセ=故障、ビルジ=汚水)

2140 ハコ
 CP QRU
2141 トニセマ→ハコ
 2135港外にて沖出しチチウ中、厳戒中異常なし
2149 ハコ→トウマ
 先電の件、発生時原因、エンジン発電機不良個所、動揺ボイラー、フンカ可能ナルヤ ウナヘマ
 (※ウナヘマ=至急返事待つ)

2150 ヒタマ←→ハコ
 中波は500KCですか NO
2154 タセマ→ハコ
 2150舵機室浸水のため航行不能エンジンにて操船中船長マナベ
2201 トウマ→ハコ
 かろうじて船位を保ちつつあり 詳細アト
2207 トウマ→ハコ
 主エンジン不良となる
2212 トウマ→ハコ
 両エンジン不良のため漂流中
2215 ハコ→トウマ
 貴船位置風向・風速・突風知らせ
2219 タセマ←ハコ
 厳重ワッチタム
2219 ハコ→トカマ
 貴船の動向知らせ
2222 トニセマ→ハコ
 2210南口灯台より250度1.5マイルにチチウSW25米突風35米波7
 うねり5、舵機エンジン共異常なし
2224 トカマ→ハコ
 缶場浸水、エンジン不良、このまま風おさまるまで待つ船尾より浸水甚だし
 監視たのむ
2227 トウマ→ハコ
 防波堤灯台より267度8ケーブル風速18米、突風28米、波8
2228 トウマ←→ハコ
 2226座礁せり 最後まで頑張って下さい
2232 ハコ←→トウマ
 位置ウナヘマ、ムセデワタノム、停電不能
 (※ムセデワ=無線電話)

2234 トカマ→ハコ
 エンジン浸水のため船内消灯スルスドアをしめ凪をまつ
2238 トニセマ←→ヒタマ
 函館・有川停電のため使用不能なり(VHFのことか?)
2239 トウマ
 SOS de JBEA 洞爺丸函館港外青灯より267度8ケーブルの地点に座礁せり
2241 トウマ←→ハコ
 本船500KCにてSOSヨロ
 SOS OK

2243 JNI→トウマ
 JBEA de JNI RRR SOS 詳細なる状況知らせ
 NO ANS
 (JNI 2回喚呼するもJBEA NO ANS)

2245 JNI
 CQ CQ CQ de JNI SOS SOS SOS 連絡船洞爺丸(JBEA)報
 2239JST函港外青灯より267度8ケーブルの地点座礁
 付近船舶注意あれ 函館保安 (一般船応答なし)
2247 トカマ→ハコ
 船内消灯エンジン浸水のため不能 全員にて防水に努め中
2248 JNI→トウマ
 NO ANS
2249 ハコ→トウマ
 船内状況浸水なるや ウナヘ
 NO ANS

2250 ハコ→JNI
 JBEA・JGUDの救助の手配ヨロタム R
 OK JBEAは応答ないが R ヨロ救助タム PSE
 (※JGUD=十勝丸、PSE=どうぞ)
2253 JNI→トウマ・トカマ
 JBEA JGUDを喚呼するも NO ANS
2255 ハコ→トウマ
 2250ランチ4隻貴船に向かえり NO ANS
2255 JNI→おくしり
 今連絡船洞爺丸(JBEA)が港外青灯より267度8ケーブルの地点で座礁浸水あり
 船客1500名程いる模様貴船は直ちに現場に向け救助に当たれ
 R OK QSW3.2MC
2258 ハコ→トウマ
 船内状況浸水なるやウナヘ 2250ランチ4隻貴船に向かえり NO ANS
2303 JNI→トウマ・トカマ
 喚呼を繰り返すも、両船ともNO ANS
2304 ハコ→トウマ
 NO ANS
2305 トニセマ→ハコ
 2300南口灯台より230度1.7マイルにてチチウSW25米突風35米波7
 うねり6、舵機エンジン共異常なし
2308 JNI→トウマ・トカマ
 NO ANS
2311 JNI→トウマ・トカマ
 当保安部より洞爺丸にはおくしりを十勝丸には、りしりを夫々救助に向かわせた 函館保安
 (NO ANSのため放送)

2318 ヒタマ←→トニセマ
 現在10度傾斜中ボイラー2缶使用中 本船健在
2319 ハコ→トウマ
 ランチ派遣せるも引き返せり(放送)
2319 タセマ→ハコ
 2300カットシ灯台より190度5.3マイルにてチチウ中 WSW30米、波7~8 突風40米 マナベ
2320 LST546→JNI
 今会社あて状態電したいがJHK返事がない 電話でも連絡してくれませんか
 (※JHK=函館海岸局(電電公社))
2322 ヒタマ→ハコ
 本船危険手配乞う
2324 ハコ→トカマ
 貴船模様知らせ
2325 ハコ←→JNI
 日高丸も救助たのむ OK
2326 ハコ→ヒタマ
 状況ウナ知らせ
2332 イシマ→ハコ
 2300現在W20突風27R全員警戒継続中尚突風56米 
強風のため1・2・6号救命艇甲板上に吹きとばされ外板損傷により使用不能
 前部調理室煙突根本より折損、その他異常なし
2332 ヒタマ
 SOS de JQLY 函館防波堤灯台よりW9ケーブルの位置にて遭……(以下中絶)
 (※JQLY=日高丸)

2333 JNI→ヒタマ
 NO ANS
2336 トカマ←→ハコ
 浸水大分おさまりアンカーに異常なき限り安全の模様。付近に沈船漂流中
 S15~20米未だ衰えず、うねりSW7動揺右20全員意気軒昂、頑張って下さい

2336 JNI→ヒタマ
 NO ANS
2342 ハコ→トウマ
 NO ANS
2344 JKJC
 SOS de JKJC 第6真盛丸2037分七重浜海岸座礁した尚今のところ転覆の状況なき模様監視たのむ 尚……(以下不明)
2346 JKJC
 JNI de JKJC SOS QRK?
 (※QRK=明りょう度)
2349 JKJC
 SOS de JKJC 本船七重浜付近において……(不明)……尚本船付近漂流者多数流れつつあり、すぐ救助たのむ
2349 トニセマ→ヒタマ
 NO ANS
2349 ハコ→トウマ
 ランチ派遣せるも引き返せり、船内状況ウナヘ(放送す) NO ANS
2353 JKJC
 2037七重浜付近に座礁した傾斜10度位
 本船付近に漂流者多数あり救助たのむ

0002 JKJC←→イシマ
 SOS OK JNIの送信不良ですが受機は良いと思われますから貴船のSOS、QSLと思われる連絡船石狩丸今函港内です
 本船は今のところ砂浜に横になって約10度右舷傾いているが転覆の危険はないが監視たのむ
 付近多数の漂流者が海岸に助けを求めているから最寄に連絡方法ありや本船も2名救助した

0008 トニセマ→ハコ
 2400南防波堤灯台より230度1.7マイルの地点にてチチュウ SW20米
 突風30米、波6、うねり6動揺左右15度最大25度各部異常なし
0013 JKJC→イシマ
 貴船を通じ救助方連絡たのむ 尚本船付近に多数の漂流者あり何らかの方法により救助たのむ 本船も2名救助せり
0018 イシマ→ハコ
 2305第6真盛丸のSOSに接し応答せるところ七重浜海岸に座礁救助を求め
尚同船の通知によれば付近に多数の漂流者救助を求めありつつ同船も約20名救助した至急救助方依頼ありたるにつき報告す
 漂流者洞爺丸と判明

0022 JKJC→イシマ
 現在2名救助したが多数は海岸に上陸している 救助の2名は1人は2等機関士(名前川上)、1人は船客(青木タカヨシ)
0028 タセマ→ハコ
 0010カツ灯台より222度10.2マイルに投錨せり西18米波3雨エンジンその他詳細、後報告す
0030 JKJC←→イシマ
 貴船より洞爺丸の様子がわかりますか
 海岸に座礁後横倒しとなりその後電灯は消えた
 それから船内に残っている人がいるらしいとの話です、よくわかりませんとのこと

0035 ハコ→トカマ
 NO ANS
0039 JKJC→イシマ
 洞爺丸の正確な位置わかりません 本船のSWに座礁したのはわかっていますが視界が悪く距離不明
0049 JNI→ハコ
 当局不良中のところ応急修理完了
0053 JNI←→ハコ
 今迄に貴局で判明した連絡船動静たむ
 洞爺丸七重浜付近に座礁横倒しとなり転覆 乗客乗員は海岸に多数上ったようだ 十勝丸・日高丸よろしくたのむ

0057 ハコ→タセマ
 NO ANS
0059 ハコ→トカマ
 NO ANS
0107 トニセマ→ハコ
 0100南防波堤灯台より230度2.1浬の地点にチチュウ
 SW18米突風25米波5うねり5動揺左右15度最大20度各部イム 
尚遭難現場に向かいたきも波高く変針不能、祐川
 (※イム=異常なし)
0133 タセマ→ハコ
 26日1920函港内にて遭難中第6青函丸左舷中央部と本船船首接触
 ロセマ被害あるみこみ、本船損傷なし(マナベ)
 揚錨機故障原因目下調査中、操舵機室浸水甚だしくジャンネーポンプキャプスタン濡れ損のため使用不能 
船体機関その他異常なし
 操舵機室排水作業中(マナベ)
0145 ハコ←→おくしり
 SOS 人が多数漂流中救助たのむ 本船作業中洞爺の救助に向かっている
 OK

0157 ハコ←→おくしり
 SOS 赤灯台に多数流れているから上げた人は大分衰弱している
 函館さん橋よりおいわけ・かつとし丸の2隻を洞爺丸現場に向かわしたから
 0050にやった

0201 ハコ←→おくしり
 ランチ2隻では足りぬ OK 連絡する
0207 トニセマ→ハコ
 0200 南防波堤灯台より230度2.1浬の地点にてチチウ中、SW15米突風25米波5うねり4動揺左右13最大18度各部異常なし 祐川
0210 ハセマ→ハコ
 おいわけ丸にて十勝丸乗組員3名救助す 十勝丸茂辺地沖にて沈没す
0214 ハコ←→おくしり
 大変な人ですから早くたのむ OK
0216 ハコ←→おくしり
 本船は赤灯台の内側500米位です OK
0219 ハコ←→JNI
 十勝丸の人は乗組員ばかりか YES
0221 ハコ←→JNI
 日高丸の状況わかるか…… こちらも知りたい連絡とれないか ハイ
0223 JNI→ハコ
 十勝丸の救助は手配済み OK
0237 ハコ→ハセマ
 貴船位置知らせ
0249 ロセマ→ハコ
 沈没せるヒタマ乗組員5名救助至急医者手配乞う
0251 ハコ←→おくしり
 本船により救助した人は日高丸十勝丸の乗組員で、
それによれば掛りが中の人ばかりで何処で転覆したかよく判らぬが多分有川さん橋付近だろうとのこと……

0302 ハセマ→ハコ
 0040 南防波堤灯台より72度650米
0310 ハコ→トイセマ
 NO ANS
0311 ハコ→キミマ
 NO ANS
0312 ハコ→ロセマ
 タセマと接触せる時の状況知らせ ヒタマ乗組員救助せる由詳細知らせ
0314 トニセマ→ハコ
 0300南防波堤灯台より230度2.1浬の地点にてチチウSW15突風20米波4うねり3動揺左
0318 ハコ→キミマ
 NO ANS
0318 ハコ→トイセマ
 NO ANS
0319 ハコ→ロセマ
 医者行けぬランチ向ける
0320 ハコ→トイセマ
 NO ANS
0321 ハコ→キミマ
 NO ANS
0322 ハコ→タセマ
 北見丸との通信は?
0326 ハコ→イシマ
 NO ANS
0329 ハコ→ハセマ
 キミマ・トイセマの船影なきや
0330 ロセマ←→タセマ
 接触事故の件について
0341 JKJC
 第6真盛丸 QUM 27日 0340
0347 ハコ←→JKJC
 内容不明
0350 ハコ←→JNI
 内容不明
0353 ハコ→ハセマ
 キミマ、トイセマ 見えたか?
0356 ハコ←→ハセマ
 内容不明
0358 ハコ←→トニセマ
 キミマ、トイセマの状況知らずや わからぬ
0359 ハコ→ロセマ
 キミマ、トイセマ 見えたか?
0404 ハコ→タセマ
 NO ANS
0404 ハコ→タセマ
 NO ANS
0407 トニセマ→ハコ
 0400 南防波堤灯台より241度2.3浬にてチチウW10米波3うねり2動揺左右5度各部異常なし
0408 ハコ→タセマ
 キミマ、トイセマの動向たのむ
0418 ハコ→アホ
 NO ANS
0431 ロセマ→ハコ
 タナ2、3送受(内容不明)
0435 ハコ→トニセマ
 夜明けと同時にトイセマ、キミマの動向調べウナ返事たのむ
0451 ロセマ→ハコ
 救助せるヒタマ乗組員の氏名左の通り、水手ヒラタ、オカモト、サカモト、イチジマ、火手、オバタ全員蘇生天気回復
0455 トニセマ→ハコ
 0450 トイセマ、キミマその他遭難船救助に向かう
0458 ハセマ→ハコ
 本船沖出後走錨泊中振れ廻りのため錨鎖絡りたるため天候回復後取調べる予定
0506 ハコ→トニセマ
 タナ405 送受 (内容不明)
0506 ハコ←→JNI
 大分明るくなったから洞爺・日高の遭難通信を一応解除しては如何、少し様子みる
0509 ハコ→トニセマ
 タナ405 送受
0521 トニセマ→ハコ
 南口灯台より西1.2浬にキミマと思われる転覆船あり
0522 イシマ→ハコ
 本船運航可能の状態にあり現在位置航路筋、転錨するにつき貨車如何するや、返待つ
0525 ハコ←→JNI
 南口灯台より西1.2浬の地点に北見丸と思われる転覆船ありとのこと、救助タノム、OK
0531 トニセマ→ハコ
 0520 連絡船員死体1名収容す、尚七重浜に連絡船ボートなど漂流中
0534 イシマ→ハコ
 タナ2の返ウナタム
0535 トニセマ→ハコ
 キミマらしき船の遭難現場にてボートおろし捜査中 AS
0540 ハコ←→タセマ
 内容不明
0541 ハコ→タセマ
 内容不明
0541 トニセマ→ハコ
 七重浜沖に赤腹を出した鉄船あり確認に行く、尚該沈船の船底塗料新しい、船名不明
0545 ハコ→タセマ
 現在位置及び状況トイセマ見当たらぬかウナ返待つ
0547 ハコ→イシマ
 タナ407
0549 トニセマ→ハコ
 キミマ、トイセマの投錨地点に転覆し船首の船底を海面に露出せる連絡船あり、
尚付近捜査中、底極めて新しき故トイセマと思われる

0553 トニセマ→ハコ
 11号電追加
0557 ハコ←→JNI
 11青函丸、北見丸沈没したらしきため救助こう、11青函丸の位置 
函灯台より245度2浬北見丸の位置函灯台より257度1.2浬の地点ヨロタム、OK

0601 トニセマ→ハコ
 本船捜査打切り港内に向かう
0604 イシマ→ハコ
 本船位置精測の結果左の通り北防波堤より134度1.1浬
0622 トニセマ→ハコ
 0613 港内22番錨地に投錨
0637 ハコ←→JNI
 27日0637 青函連絡船洞爺丸及び日高丸 QUM
 昨夜函館港付近で座礁転覆人員漂流目下鋭意捜査中、函館保安部



以下省略


ダイバー座談会より 船がひっくり返っているため壁が天井になっていてその隅の方に遺体が重なり合って
浮いている。その中に5つか6つくらいの子供が、親につけてもらったのであろうか救命胴衣をつけて死ん
でいた。それを見たときは、泣けて泣けて潜水服の中で声をあげて泣いた。また、私が船の中へ入って行く
と、天井に浮いている遺体が手をさしまねく様に潜水具に触れてくる。少しでも早くあげて欲しいのだろう
しかし一度に1体よりあげることができないので、残った遺体には「いますぐ来て上げてやるから少し待っ
ていてくれ」と心の中で叫んで逃げるようにして上がってきたことが幾度もある。(以下略)



第11青函丸
 19:57頃を最後に連絡を絶つ。波浪による船体断裂により沈没(船体が3つに分離した)。
 乗員90名全員死亡のため沈没の正確な時間は不明だが殉職者が身に付けていた時計により20時頃に沈没と推測される。

北見丸
 22:35葛登支灯台沖にて転覆沈没。
 沈没地点が8キロも沖合だった事から生存者6名。70名が死亡または行方不明で行方不明者の大半は太平洋に流されたと見られる。

日高丸
 23:32SOSを打電中、23:40防波堤灯台西方1.5kmにて転覆沈没。
 乗員56名が死亡。車両甲板より上が喪失したものの引き揚げられて復旧される。

十勝丸
 23:43葛登支灯台沖8kmにて転覆沈没。
 乗員59名が死亡。日高丸同様車両甲板より上が喪失したものの引き揚げられて復旧される。

以上が函館沖で遭難した青函航路専用の車両渡船。

洞爺丸
 22:43七重浜沖600mにて座礁。後に転覆。
 乗員・乗客あわせて1338名(数字は資料によって異なる)が乗船していたがうち1175名が死亡または行方不明、163名が救助された。  
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